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ピアノ調律:①準備篇

ピアノ調律:①準備篇

いのまたピアノ公式ウェブサイトを閲覧いただきありがとうございます。

今回は数回に渡り、いのまたピアノの調律作業の様子をご紹介いたします。
ピアノの調律は、人間で言えば健康診断と同じです。悪いところがあれば治療(修理)や改善を行う事で、永く使い続ける事ができます。

外装を外す

ピアノ調律やメンテナンスを行う前には環境を整えたり準備が必要になります。
まずは外装部分を外して行きます。

  • トップボード(上前板)
    ピアノの一番上の板の部分で、開けると内部のアクションや弦が見えます。
  • アッパーフロントボード(上前板下部)
    鍵盤の上にある大きな前面板。
  • 鍵盤蓋(キーリッド/キーカバー)
    鍵盤を覆う蓋で引き出し式や折りたたみ式があります。
  • ロアーフロントボード(下前板)
    ペダルの上あたりにある板。

一般的なピアノ調律師は、この状態で調律作業を行いますが、いのまたピアノは、入念に状態を診断するため更に鍵盤まで外していきます。

鍵盤を外してお掃除

鍵盤を外すと、中にフェルトの屑や埃等がたまっている場合があります。
長年調律やメンテナンスを行なっていないピアノは、特にたまっている場合が多いです。
中には、フェルトを食べる虫がいることもあり、結果的に部品交換が必要になる場合もあります。

鍵盤を全て外したら、ほうきや掃除機で綺麗にお掃除します。
こういった落ちているフェルトの屑や長年の使用で発生する埃なんかは、鍵盤を外さないと気づかない部分だったりしますので、いのまたピアノではここまで行うようにしています。

アクションを外す

アクション部分を外すと弦の部分が見えてきますので、この弦を布を使って綺麗に拭いていきます。
中には錆びている弦もありますので、しっかり拭き取っていきます。

弦まで綺麗に拭き取ったら、ピアノ調律の「準備篇」は完了です。
次は、「調律(音合わせ)」を行います。

いのまたピアノでは、ピアノ調律、修理、メンテナンスも承っております。
お気軽にご相談ください!