いのまたピアノでは「古いピアノも直して再利用」を提唱しているから様々な修理依頼をいただきますが、今年はなぜかネズミが侵入したピアノの修理が多いです!!
(※ネズミはペダルの踏みしろの隙間から侵入することが多く、大抵のピアノにはこの部分に侵入防止の工夫がされています)
Q ピアノにネズミが入るとどうなるの?
ピアノにネズミが入ると鍵盤やアクションの木部やフェルトをかじり、かじった屑を集めて巣をつくったりします・・・「外敵もなく格好の住処というところでしょうか」ネズミの滞在期間やいたずらの程度にもよりますが大抵は要修理となります。木部やフェルト類の他に、弦やフレーム・ペダル周辺の金属パーツは排泄物で錆やカビが発生して修繕も厄介なりがち。
運悪く画像のピアノは、長年倉庫のような人気のない場所に放置されていたため乾燥剤の袋もやぶられて中身が散乱し、ハンマーフェルトも剥離しています。
この画像は一例ですが、どのピアノもキレイに分解掃除してからアルコールなどの薬剤に消毒。鍵盤・アクション・ペダルなど諸々を修理してから更に細かく調整して再生します。
※画像のピアノは2本ペダルで50年位前のものですが綺麗にしてお客様のところへお戻ししました。
コメントする