鍵盤の動きに違和感があり鍵盤を外した時の画像です。

鍵盤下の赤く丸いフェルト部品が無惨にも虫食いで原型を成していません。周囲はピンクの粉状になった食べかすでいっぱい。

赤いフェルト部品から伸びいる金属のピンは鍵盤中央付近のバランスピンという部品です。

本来ピカピカつるつるのメッキ仕上げのピンですが汚れと錆でガサガサです。

某ピアノメーカーディーラーの調律師に毎年調律されてきたピアノですが残念な状態になっています。

ピアノを大切にしてきたお客様には見せられないと思いましたが修理説明のためには見ていただくしかありません…。

こうした現状を見るたびに改めてピアノ調律メインテナンスの内容と正しい作業について周知していく必要があると感じます。