残念ですが、はじめてピアノ調律にいく学校ではよくある光景なんです。

どのピアノにも本体のどこかに調律点検カードがあります。
(メーカー出荷時に保証書を兼ねた点検記録カードで本体内部又は背部などに収納)
そこには販売店名・納入年月日・機種名・製造番号があり、これまでの調律記録として作業年月日・内容・調律ピッチなどが書込まれ、作業した調律師の名前が記入されています。

このピアノの記録カードには20年以上前から毎年同じ方が調律してきたとありますが、画像(投稿した画像はまだましな方で酷い箇所が沢山)のようにピアノ内部は大量の埃とゴミでいっぱい、弦や金属パーツには錆や汚れ、フェルトパーツも虫食いで見るも無残なあり様。

前回の調律から1年でこんなに酷くなるか~???
このようなピアノを綺麗に掃除してから調律する場合は通常の作業時間では終わりません。

今回も後日出直し作業になりましたが無事完了。

別途費用のかかる修理以外は、どんなに手間がかかっても
内部掃除などは通常の調律作業に含まれるので追加料金はいただきません…

と言うか毎年調律してきたピアノではありえない状況を見て
「これまでの調律師の作業内容が悪すぎて…」
なんて同業者としては恥ずかしくてお客様に追加請求などできません。

正直いって納得いかない点が沢山ありますが

綺麗になったピアノを見て・音を聴いて イライラが収まる

  満足(笑) 自己満足