画像はハンマーにできた弦の跡。

 

ピアノは金属の弦をフェルトでできているハンマーで叩いて発音させますが、硬い弦を叩き続けるハンマーには徐々に弦溝(弦の跡)がつき、この溝は経年と共に深くなります。いつの間にかハンマーは硬化と変形した状態になり音色も変化し不揃いになります。

次の画像はハンマーの頭部だけ画像の左側から右方向に向かって削り落とされた無惨な状態。その後に更に使用され、新たな弦跡(弦溝)ができ弦の接触跡が長くなっているのが分かります。

あなたのピアノがこのようなハンマー整形・整音にならないよう、調律の際は調律作業を観察することをお勧めします。